Q、押入やクロゼット、物入れの中のニオイ対策で使用するシートは、どのタイプ
がベストでしょうか?
A、4mmタイプのアルミシートが、押入やクロゼット、物入れの中のニオイ対策で使用するには最適です。
この4mmは、表の両面がアルミ箔のため、切り損じや手直しをアルミテープで簡単にできます。
またシートとシートをジョイントするのも、アルミテープで簡単に出来ます。
但し、1巻きが40m巻と数量が多いため、押入が1ケ所のみで、後はカベに使用したい人の場合には、
2mmのアルミシートがベストです。また押入が1カ所で、
後は床に敷きたい方には、3mmのアルミシートがお薦めです。
押入が1カ所のみという方には、4mm品の切り売り品をご購入ください。
Q、床が冷たく冬とても寒いので、封止対策を含め、断熱をしたい時には、どのタイプがベストですか?
A、床に敷いて使用できる歩行可能タイプは、2mm品と3mm品のみです。
断熱性があり暖かいのは、3mmの方が確かです。冬対策としては、3mmは表が銀色のポリエステルシートなので輻射熱もありますので暖かく感じます。
しかし夏は多少暑く感じます。化学物質の封止の目的の場合には、
2mmでも3mmでもアルミ箔の厚みは同じなので、性能は全く同じです。強度や耐久性についても、1mm、2mm、3mmタイプすべて同じです。
Q、アルミシートには色々な種類がありますが、どのように使い分けたら良いのでしょうか?
A、アルミシートには、1mm、2mm、3mm、4mm、8mm、0.2mm、ケミカルバリアシート、アルミフリーシートの1mm・2mm・3mmなどの種類があります。
1、1mm、2mm、3mmのアルミシートは、化学物質の封止用に使用します。
2mmタイプは主に、壁・天井に使用します。石膏ボード(PB)に壁紙が貼られている場合には、
タッカーというホチキスの針が出てくる簡単な手道具で施工します。
タッカーが使用できない壁には、両面テープなどを使用して止めます。
3mm品のアルミシートは、主に床対策用です。冬暖かいので、寒い地域の場合はとても重宝いたします。
2、4mm、8mmのアルミシートは表面がアルミ箔のため、元々は建築用の遮熱材(夏の暑さ対策用)です。
そのため夏の暑さを防いだり、冬の寒さを防ぐのに、窓などにはめ込んで使用できます。
4mm品は、押入、クロゼットのニオイや化学物質の封止材としても使用します。
結露が起こりやすい外壁に面したところは、8mmを使用することもあります。
3、住宅の新築やリフォームの工事に使用する商材は、アルミシート0.2mmとケミカルバリアシートです。
カベの中から出てくる化学物質(TVOC対策用)の封止材です。
また畳の下に敷いたりして使用します。最近はアルミシート0.2mmよリ、
表面が錆びない「ケミカルバリアシート」を主にお薦めしています。
電磁波カットとして使用したい人や、遮熱対策や輻射熱を利用したい方の場合には、
アルミシート0.2mmをご使用ください。化学物質の封止を目的とする場合には、ケミカルバリアシートがベストです。
4、アルミフリーシートは、「アルミ箔」を一切使用していないシートです。
ただのポリエステルとポリエチレン素材のシート思ってください。
金属箔を使用していないため「封止能力は低い」ですが、
カベに付着した柔軟剤臭や壁紙の化学物質臭などは、この1mm品のアルミフリーシートでも十分防ぐことが出来ます。
また車の座席シートに巻いたり、家具やソファなどを包んだりするのにも便利です。
その場合、ポリエステルテープやクロステープ、アルミテープなどを使用して止めます。
2mm、3mmタイプは、アルミ箔を使用したくない方の床用として使用できます。主に畳の材料として使用しています。